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2009年03月09日

日経新聞「核心・田勢康弘」氏のコラムから

お知らせ・・・日経新聞「核心・田勢康弘」氏のコラムから

日本経済新聞客員コラムニスト「田勢康弘」氏が、2009年3月9日(月)の「核心」で再び「南洲翁遺訓」に触れました。

「いろいろな指導者論が存在するが、結局は西郷隆盛の言葉につきると思う。『命もいらず名もいらず官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは艱難をともにして、国家の大業は成し得らぬなり』西郷没して百三十年のいまも、この言葉は輝いている」と。

田勢氏は2005年12月5日の同「核心」でも、同年9月11日の衆議院総選挙で多く当選した新人議員、いわゆる小泉チルドレンと総称される八十三人に対し「政治家の心構え」として、西郷隆盛の「南洲翁遺訓」を手渡し、次のように語ったと記しています。

「この『南洲翁遺訓』に『国のリーダーとしての生き方がすべて書いてある。ぜひ読んでほしい』。また、要点は一つだと読み上げたのが『命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人はしまつに困るものなり。このしまつに困る人ならでは艱難をともにし、国家の大業はなし得られぬなり』であった」と。

西郷隆盛はこのくだり、誰をイメージして遺訓に書き残したのでしょうか。

それは山岡鉄舟です。駿府における江戸無血開城交渉・談判において「すべてを捨て去り迫ってくる鉄舟の人間力」に感動した西郷は、勝海舟との江戸薩摩屋敷における正式会談後、江戸市中を見渡せる愛宕山に登り、鉄舟を評して語った言葉が「南洲翁遺訓」に記されたのです。

つまり、今の世の中、鉄舟のような人材が最も求められていると、田勢氏が語っているのです。

山岡鉄舟研究会の目的は、鉄舟の生き方を研究し、今の時代生きる我々に活かしていこうというものです。

鉄舟を研究し共に学ぶこと、それが今の時代の最先端なことを、日本経済新聞の田勢氏が認めてくれました。

投稿者 Master : 2009年03月09日 12:11

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