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2012年12月25日

2013年1月例会開催について

2013年1月例会は以下の通り開催いたします。

開催日 2013年1月16日(水)第三水曜日
場所  東京文化会館第一中会議室
時間  18:30から20:00
会費  1500円
発表者 末松正二氏、下田雄次郎氏と山本紀久雄

①末松正二氏と下田雄次郎氏

末松氏から日清戦争について考察と、下田氏から日清戦争の錦絵を解説いただきます。
尖閣諸島領有で中国との関係が問題になっている現在、改めて、日清戦争の背景と意義を検討することが重要と思います。
お二人のご発表にご期待願います。

②山本紀久雄

明治天皇が、偉大な君主として明治時代のバックボーンとしてなられたわけですが、その背後に鉄舟が「扶育係」として存在した内容について分析し解説いたします。
特に、1月は西郷、鉄舟、乃木の三武人の系譜との関連を含めお伝えしたいと思います。

2013年2月例会は2月20日(第三水曜日)18:30分から、東京文化会館第一中会議室にて開催いたしますので、よろしくお願いいたします。

投稿者 Master : 08:13 | コメント (0)

2012年12月開催結果

2012年12月開催結果

12月は北村豊洋氏と近藤勝之氏にご発表いただきました。
①北村豊洋氏

前月に続く漢字ついての考察で、今月は「日本の書の流れと特質2」をご発表いただきました。この中で特に興味深かったのは「日本書道の中心的書風として御家流と呼ばれた和様が、明治維新後、唐様にがらりと変化」したという歴史的背景分析でした。
書がそれぞれ時代を表現していることを、改めて認識させられた鋭い内容に納得いたしました。

②近藤勝之氏

鉄舟につきまして長く研究されておられる近藤氏から、今まで一般に公表されていない資料を公開していただきました。
 
● 明治21年7月の鉄舟先生手術の下書き紙
 ● 備忘録・明治21年2月11日より(全生庵蔵)
 ● 伊助療治記録(全生庵蔵)
 ● 無刀流発明の経緯書(明治13年6月)
 ● 一刀正傳無刀流門人証
 ● 剣術稽古出席簿(全生庵蔵)
 ● 署名入り(11歳時)千字文(和綴じ)
 ● 山岡鐵太郎名刺
 ● 三河住人小野浅衛門(小野家元祖注文名入り)刀
    慶長18年(1613)12月21日平安城安廣作
    刀身に家康、家光3代に 仕えた国学者林道春(林羅山)
の筆彫で命者依義軽と彫有 (命は義より軽い)

鉄舟は文章を書くに当って全て下書きをしましたが、そのひとつの下書きである明治21年7月の日付のもの、絶筆では無いが最後のものと考えられるものから驚くべき事実、それは胸部の手術を受けていたということの判明には驚きました。

今までの鉄舟関係資料では触れられていないもので、近藤氏がこの下書きを入手された経緯を含めご発表いただきましたが、誠に興味深いもので、実際に鉄舟が書いた現物からの考察に感じ入った次第です。

また、その他下書き・鉄舟書を含め多くの現物資料を入手され、ご苦労され解明された重要な内容について分かりやすく解説いただきました。

我々に最も不足している鉄舟に関する現物資料の数々、やはり物事は現物確認が一番であると、反省し、再認識いたした次第で、近藤氏に深く感謝申し上げます。

投稿者 Master : 08:10 | コメント (0)

2012年12月開催結果

2012年12月開催結果
12月は北村豊洋氏と近藤勝之氏にご発表いただきました。

①北村豊洋氏
前月に続く漢字ついての考察で、今月は「日本の書の流れと特質2」をご発表いただきました。この中で特に興味深かったのは「日本書道の中心的書風として御家流と呼ばれた和様が、明治維新後、唐様にがらりと変化」したという歴史的背景分析でした。
書がそれぞれ時代を表現していることを、改めて認識させられた鋭い内容に納得いたしました。


②近藤勝之氏
鉄舟につきまして長く研究されておられる近藤氏から、今まで一般に公表されていない資料を公開していただきました。

 ● 明治21年7月の鉄舟先生手術の下書き紙
 ● 備忘録・明治21年2月11日より(全生庵蔵)
 ● 伊助療治記録(全生庵蔵)
 ● 無刀流発明の経緯書(明治13年6月)
 ● 一刀正傳無刀流門人証
 ● 剣術稽古出席簿(全生庵蔵)
 ● 署名入り(11歳時)千字文(和綴じ)
 ● 山岡鐵太郎名刺
 ● 三河住人小野浅衛門(小野家元祖注文名入り)刀
    慶長18年(1613)12月21日平安城安廣作
    刀身に家康、家光3代に 仕えた国学者林道春(林羅山)
の筆彫で命者依義軽と彫有 (命は義より軽い)

鉄舟は文章を書くに当って全て下書きをしましたが、そのひとつの下書きである明治21年7月の日付のもの、絶筆では無いが最後のものと考えられるものから驚くべき事実、それは胸部の手術を受けていたということの判明には驚きました。

今までの鉄舟関係資料では触れられていないもので、近藤氏がこの下書きを入手された経緯を含めご発表いただきましたが、誠に興味深いもので、実際に鉄舟が書いた現物からの考察に感じ入った次第です。

また、その他下書き・鉄舟書を含め多くの現物資料を入手され、ご苦労され解明された重要な内容について分かりやすく解説いただきました。

我々に最も不足している鉄舟に関する現物資料の数々、やはり物事は現物確認が一番であると、反省し、再認識いたした次第で、近藤氏に深く感謝申し上げます。

投稿者 Master : 08:06 | コメント (0)