2011年04月24日

心錦の山岡鉄舟

高橋育郎氏作詞の「心錦の山岡鉄舟」を掲載いたしました。


心錦の 山岡鉄舟
           高橋育郎(たかはしいくお)
 
下駄はびっこで 着物はぼろで
  心錦の 山岡鉄舟  (こころにしきの)     

ぼろ鉄呼ばわりされてるが
貧乏暮らしにゃ負けないぞ
同志集めて剣術を
お寺に通って禅修行
書には精進 あいつとめ
人生道場 まっしぐら
極め尽くせる武士の道

最後の将軍 慶喜は
大政奉還果たせども
京より攻め来る官軍を
押し止めなくて何となろう
幕府の命を受けたるは
山岡鉄舟その人ぞ
しかと心底 収めたる

命を賭けて鉄舟は
静岡の地まで馳せ参じ
官軍の将 西郷に
堂々談判 渡り合う
徒手空拳の 男気に
西郷隆盛 感服し
江戸の戦火を中止せり

{静岡談判 義の武士道
 慶喜公 備前お預け断じてならぬ
 もし島津公 この立場にありせば何とする
 西郷黙然 然りて了となし
 屹と計らう ご安心召せ
 正義の道理と勇義の鉄舟
 ああ武士道の極み ここにあり}

明治維新の 世は明けて
功績上げし 鉄舟は
富士の裾野に茶畑を
東京市中に福を撒く
若き天皇 教育し
刻苦勉励 実を結び
天晴れ日本を輝かす     
 
平成23年2月11日

       (注){の部分は朗読
          冒頭の二行は
         明治の東京でうたわれていた
         わらべうたです

「一部、明治時代の通称用語で、現在では差別用語とみなされる語意がありますが、当時のわらべうたとして歌われていたものですので、ご了解の程お願い申し上げます」


               

投稿者 Master : 22:33 | コメント (0)