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2013年03月25日

2013年4月例会は鉄舟・海舟所縁のお江戸史跡巡り

「山岡鉄舟研究会」 4月例会
鉄舟・海舟所縁のお江戸史跡巡り


1.見どころ      
今回は、小野鐡太郎(後の山岡鐡舟)が、父:小野朝右衛門高福(タカヨシ)が御蔵奉行を務める本所:御米藏(御竹蔵)役宅にて誕生し、父が次の任地:飛騨高山の郡代へ赴任する10歳まで過ごした所縁の地を訪ね、また 時代が大きく移り変わる時期に関わりを持つ13歳年長の勝麟太郎(後の勝海舟)の誕生の地でもあり、苦労した青年時代を過ごした本所・両国の江戸下町の面影を多く残している史跡を探る機会になればと企画しました。

今回も、より見どころも多く、お楽しみになれます。

2. 開 催 日    平成25年4月20日(土)13:30~16:30

3. 集合場所    JR総武線:錦糸町駅南口改札口 13:30
     
4. 会  費    1,500円

5. コ ― ス    
今般は、平坦なる道をたっぷり6km強ありますが、何しろ 下町の狭い路地を散策しますので、何よりも交通安全を心掛けてくださることをお願いします。

伊藤左千夫牧舎兼旧居跡(小説「野菊の墓」の作者)⇒ (京葉道路) ⇒ 新燧社(シンスイシャ)跡(国産マッチ発祥の地) ⇒ 【入江町】勝海舟旧居跡(勝海舟揺籃(ヨウラン)の地?) ⇒ 山岡鉄舟旧居跡 ? ⇒ (三ッ目通り) ⇒ 【三笠町】新徴組屋敷跡 ⇒ (蔵前橋通り・区役所通り) ⇒ 【吉岡町】栗本鋤雲(ジョウン)旧居跡 ⇒ 三遊亭圓朝旧居跡 ⇒ (南割下水:北斎通り) ⇒ 葛飾北斎生誕の地 ⇒ 野見宿禰(ノミノスクネ)神社 ⇒ 津軽家上屋敷跡 ⇒ 江川太郎左衛門屋敷跡(英龍終焉の地) ⇒ 岡内重俊旧居跡 ⇒(北斎通り・清澄通りを南下し、京葉道路を横切り)⇒ 【亀沢町】勝海舟生誕の地 ⇒ 尺新八(セキシンパチ)の共立学舎跡 ⇒ 【松坂町】吉良邸跡・本所松坂町公園(吉良邸正門跡・鏡師:中島伊勢住居跡・吉良邸裏門跡) ⇒ 回向院 ⇒ 【元町】与兵衛鮨発祥の地⇒ 旧両国橋・広小路跡 ⇒ (一の橋通り)⇒ 【横網町】百本杭の跡 ⇒ 御蔵橋跡 ⇒ 舟橋聖一生誕の地 ⇒ 本所:御米蔵跡(御竹蔵跡)⇒ JR総武線:両国駅西口(此処で、解散いたします。)

*** 皆様、お疲れ様でした ***


♠ ♠ ♠ 此処からは、希望者のみでの懇親会 ♠ ♠ ♠

1.懇 親 会     17:00~19:00予定
(「史跡巡り」により、開始時間の変動の可能性もありますので、ご了承ください。)

「相撲茶屋 ちゃんこ 江戸沢」両国店
         JR総武線:両国駅東口より徒歩1分/

都営大江戸線:両国駅A4出口より徒歩5分
         TEL:03-5600-3211
         会費:4,000円(宴会コース)
(会場にて、徴収させていただきます。)

2. お申込み・お問合せ
         下記にFAXにてお願いいたします。
        
         担当:矢澤昌敏  携帯:090-6021-1519
         TEL&FAX:0480-58-5732
         E-mail:m_yaza10@eos.ocn.ne.jp ないしinfo@tessyuu.jp         

                                          

*参加申込書      
鉄舟・海舟所縁のお江戸史跡巡り(平成25年4月20日開催)に出席します

お  名  前

緊急のご連絡先(携帯電話など)

懇親会へのご参加 参加します    参加しません

申込締切:4月11日(木) FAX送信先:0480-58-5732(矢澤)

投稿者 Master : 11:18 | コメント (1)

2013年3月開催結果

2013年3月開催結果
 
3月は山本紀久雄が担当いたしました。

①歌舞伎「将軍江戸を去る」DVD映写
俳優・香川照之が九代目「市川中車」を昨年襲名し、その襲名披露歌舞伎興行として昨年7月新橋演舞場において、演目「将軍江戸を去る」(真山青果作)が上演されました。その舞台で市川中車は鉄舟を演じ、中でも「上野寛永寺大慈院で将軍慶喜と鉄舟との激論」、それは「勤皇論」と「尊王論」を巡る応酬ですが、これが圧巻見もので参考になりますので、皆様にDVDでご紹介いたしました。

なお、2013年5月3日から27日まで明治座「五月花形歌舞伎」における夜の部で、再び「将軍江戸を去る」が上演されます。鉄舟役は「中村勘九郎」です。

②明治天皇と鉄舟の関係

この関係については、一般的に相撲を取ったなどという逸 話で語られることが多いのが実態です。
この一年間、鉄舟が明治天皇に及ぼした影響について、毎月お伝えしてきましたが、ようやく真相と考えられる内容が解明出来ましたので、最後のまとめを行いました。

まず、明治天皇が好きだった三人の武人、西郷、鉄舟、乃木について、その検討順序を西郷⇒鉄舟⇒乃木ではなく、乃木⇒鉄舟⇒西郷の順で行って、解明への手かがりを「しみじみ日本・乃木大将」(井上ひさし作品・蜷川幸男演出)の舞台、そこで交わされた「乃木将軍は明治大帝とのお約束をお守りになって、武人の型の完成のために、自決を決心なさっております」という言葉からヒントを得ました。

次に、西郷と鉄舟と乃木は家来⇒主君・主家に仕える者、古くは家礼・家頼、鎌倉武士たちが連れて歩いた郎党・郎従、家ノ子といわれる存在にちかいものと推考・判断し三人の明治天皇に与えた影響は
 西郷・・・元帥としての心構えを伝えた
 鉄舟・・・人間の骨格(こつがら)を伝えた
 乃木・・・西郷と鉄舟亡き後の古格武士規範を示した

という結論で明治天皇と鉄舟の関係を締めくくりました。

投稿者 Master : 11:14 | コメント (1)