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2008年09月08日

山岡鉄舟展を見てきました

茨城県・茨城県立歴史館にて「茨城県初代知事・山岡鉄舟展」が行われています。
(2008年8月30日〜9月28日)
そこで、水戸を中心に「鉄舟を訪ねる旅」をしてきましたのでご報告いたします。
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『幕末と明治の博物館』
茨城県・大洗町
幕末の志士として活躍し、明治天皇の宮内庁長官を務めた田中正顕(みつあき)伯爵が、明治天皇の御下賜品や明治維新の志士、元勲達の書画などを展示した博物館。
幕末の水戸藩、または水戸出身の人物を中心に、明治維新を紹介されていました。
鉄舟の書が一幅ありました。
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『四時行楽吾輩亦 風月主人』鐵舟居士書
(季節が春夏秋冬を遊び楽しむように、私もまた風月を迎えて楽しむ)
(書は幕末と明治の博物館ホームページより転載)

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『茨城県立歴史館』
茨城県・水戸市
「茨城県初代知事・山岡鉄舟展」開催中。
東京谷中・全生庵所蔵の鉄舟の墨蹟や書簡など多数が紹介されていました。

全生庵にて同展示会が開催されます。
2008年11月1日(土)〜10日(月)
 →詳細は全生庵のホームページをご覧ください。

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『弘道館』
茨城県・水戸市
国指定重要文化財。
徳川光圀(義公)は、水戸藩士の教育のため、藩校の建設を計画したが、「大日本史」編纂で多忙を極め果たせず、徳川斉昭(烈公)が継いで、開館したものです。
悠然とした建物のたたずまいは素晴らしかったです。また、展示資料も見応えがありました。
隣接する三の丸小学校は、弘道館を意識したとても素敵な建物でした。勉強したくなること間違いなしでした。

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『鹿島神宮』
茨城県・鹿嶋市
ちょっと足を伸ばして、鹿島神宮に詣でました。
朱塗りの荘厳な楼門をくぐると、本殿・拝殿が横にあります。
奥に広がる広大な鹿島の杜は、樹齢数百年はあろうかと思われる大きな杉に囲まれた、霊験あらたかな場所でした。

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『香取神宮』
千葉県・香取市
鹿島神宮とともに東国三社のうちのひとつ、香取神宮にも詣でました。
香取神宮の本殿はとても壮麗でした。軒下のカラフルな装飾に目を奪われたかと思えば、萱葺屋根に雑草が青々と生えており、そのコントラストが社に荘厳さを与えているように感じました。素敵な建物だなあ。

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『伊能忠敬記念館と佐原の古い町並』
千葉県・香取市
日本全土の測量を成し遂げた伊能忠敬記念館の見学と、周辺の町並を散策しました。
古い商家が立ち並び、川沿いには柳の並木が続きます。江戸情緒ただよう素敵な風景です。

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『小御門神社』
千葉県・香取郡下総町
別格官幣社。
鉄舟直筆による手水舎があります(下)。
祭神:藤原師賢公は、内大臣藤原師信の御子。
   花山院と号した後醍醐天皇の側近。
祭神のお墓が背後にあり、お墓の前に建つ神社という、とても珍しい神社だそうです。訪問時は宮司様がご出張中とのことでお話を伺えませんでした、残念。


(クリックすると拡大します)
『清素』正四位山岡鐵太郎書(?)

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ゆったりとさまざまなところをまわった、鉄舟三昧の旅でした。
これだけいろいろなところを訪ねても、何かしら鉄舟に関連するものやことが見つかるのは、どういうことでしょうか。
鉄舟という人間の大きさを、あらためて想う旅になりました。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 2008年09月08日 16:40

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