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2005年11月05日

「時代とのタイミング」

10月の例会の記録(2) 山本さん講演(1)

毎回二見さんから、すばらしい武士道に関する解説をしていただきまして、日本人の持っている精神のよさを感じる。日本という国は外国でどう見られているか。偏見された情報が来るが、現場に行くとよくわかる。先日、日本赤軍リーダー重信房子の娘、重信メイ氏を経営ゼミナールに呼んでアラブ諸国について話してもらった。
メイ氏とゼミナール終了後に話していてアラブでも日本の文化に興味を持っていると聞いた。アラブの新聞(アラブ世界は国境で国分かれているが言語は一緒)は、新聞が国をわたって出来ている、2~3種類あるが、毎日交代で日本のことー茶髪、六本木ヒルズとかーを載せている。それだけアラブ諸国も日本に興味を持っている。

先日NYに行った際、NYのラーメン屋にアメリカ人が並んでいた。NYから戻った翌日パリに行ったら、パリのラーメン店にも西洋人が並んでいる。

情報を掴むことはひとつの手法がある。短い期間に集中して同じことを視ると感覚が鋭くなる。NYとパリを同時期に見ることにより一瞬に比較できる。「ラーメン」を同時期に視ることにより2国の「ラーメン」を比較できる。

フランスではワイナリーに行くため、新幹線でボルドーまで行ったが、ボルドーまでの3時間、どこの駅にも停車しません。日本の場合、東京から大阪まで3時間弱、名古屋・京都に停車します。パリと日本の新幹線との共通点は、車内が満席でも静かなこと。

ボルドー駅につく少しまえに、迎えの人から通訳の女性宛に電話があった。駅のミーティングポイント(待ち合わせ場所)で、待ち合わせた。その場所に着くと40歳くらいの男性がきて、通訳の方と握手して、ルノーの車に乗り走り出した。車の中で出迎えありがとう…と話しているのですが、だんだん話がこじれてくる。駐車場を出てからお互いに解ったことは、人違いだった。

今、NYでは日本食が大流行ですごく認められている。NYの紀伊国屋でも日本のアニメーションが一番よい場所に並んでいる。日本に対する興味は商品から始まった、良いものをつくる日本人に外国人は興味を持っている。

秋田県の八郎潟にある国際教養大学の中嶋嶺雄学長から直接聞いた話しでは、ここ3年間偏差値が東大・京大・国際教養大学と並んだということ。全寮制、学生はアルバイトをしない、入学試験が難しい、学校内は全部英語、そして先生も事務員も学生も新渡戸稲造の武士道を英語で読んでいるそうだ。

フランスでのもう一人の通訳の方は日本文化を勉強中だそうです。フランスの企業から日本文化について教えてほしいといわれている。フランス人が日本で仕事をしても仕事がうまくいかないのは、日本文化を語ってくれる人がいないから。言葉はできるが、文化を解説できる人はいないという。どんな本を読めばよいかというので、松岡正剛さんの本をお勧めした。

キッコーマンの会長が日本食の国際基準をつくろうとしている。日本食でおなかを壊すのは刺身が原因であるから、刺身の鮮度を重要視した。日本食のレストランには、まっとうな日本食レストランといかがわしい日本食レストランがある。パリでその事実を確認した。
ヨーロッパの随一のランディスという魚市場に見学を申し込んでいた。パリの牡蠣会社社長の娘に魚市場に連れて行ってもらい、市場を見学していたら、取引先の責任者に、この市場にも日本人がいて、刺身作っており、日本食レストランに卸しているから見て行けと言われた。なぜ魚市場で刺身を作っているのか?と不思議に思っていたが、みると、刺身ではなく、まぐろを解体していた。彼らはマグロの解体を刺身と言っていた。そして日本人だと紹介された彼も10年間市場で仕事しており、周りは彼を日本人と思っているが、実はラオス人だった。
今、日本のレベルが認められている。そして日本の文化が優れてくるとそういう日本を真似する人が増える。

今日、健康クラブの研究会があった、2周年記念で、ここで全日本健康クラブの理事長を仰せつかっている。毎回挨拶をさせられる。わたしの挨拶が期待されるのは他の人と違う話をするからだという。ここでの挨拶は、小野寺さんから教えてもらったデブの話しをした。

NYを歩いているとデブが多い。デブと太っているのとは違う。デブというのは小錦みたいなのをいう。NYでは半分くらいはデブ。NYだけでなく郊外にもデブがいる。飛行機にも大勢いる。飛行機では3人席も2人でいっぱいになってしまう。しかしフランスでは一人しかみなかった。フランス人かわからないが。フランス人に聞いたら、フランス人がデブにならないのはプライドだそうだ。
飛行機のトイレで問題を起こした話しをきいた。飛行機のトイレは水で流すのではなく、空気でひっぱって、吸い込む。デブは座ると便器と体に隙間がない。水を流したら、肉までひっぱられて、真空パックになってしまう。下手すると立てないでしょう。そういう事件があったらしい。NYで聞きました。

投稿者 Master : 2005年11月05日 12:49

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