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2005年03月26日

経営ゼミナール7月例会は愛知万博視察

鉄舟・21サロンで毎月研究結果を講演している山本紀久雄氏が、代表をしております「経営ゼミナール」が「愛知万博視察ツアー」を行いますので、鉄舟ファンの方もご参加自由ですので、以下ご案内いたします。

経営ゼミナール7月例会は愛知万博視察・・・万博情報その一

経営ゼミナールの7月25日(月)例会は、3月25日から始まった「愛知万博」(愛・地球博)視察を行います。愛知万博を視察予定の方は、経営ゼミナール主催の「万博ツアー」にご参加お待ちしています。詳しい内容は後日ご案内いたしますが、筆者(山本紀久雄)が前回の万博、それはドイツのハノーバーでの2000年開催に視察しておりますので、そことのつなぎから「愛知万博」への視点を整理してみたいと思います。

■万博154年の歴史を振り返る・・・特筆すべきはパリと大阪だった

1851年のロンドンでに始まった万国博覧会、すでに154年の歴史を要しているが、そのコンセプトは「産業振興を競う場として発展し、技術万能主義を主体」としてきた。
その長い歴史の中でも、目立った開催としては、1889年のフランス革命100周年を記念して、開催されたパリ万博であるが、そこでは高層建築の走りとなったエッフェル塔に、世界中の人々が驚嘆したのであった。
1970年には大阪で開催された。ここにはアメリカが宇宙から持ち帰った「月の石」が展示され、それを目的に長い行列が出来たことはまだ記憶に生々しい。この大阪の入場者は史上最高の6420万人を記録した大成功の万博であった。また、この万博を起点に日本は更に高度経済成長を果たしたのであった。

■2000年のハノーバーはどうだっか・・・それは失敗であった

ドイツで開催された2000年のハノーバー万博は、当初計画4000万人を見込んでいた。しかし、終わってみれば1400万人、目標比35%と無残な結果であった。
ハノーバー万博のテーマは「人間ー自然ー技術、リオ地球サミットでの宣言『持続可能な開発』を基盤にする」でした。少し長い正式テーマですが、要するに「環境万博」だったのです。
集客の失敗理由として「入場料が高い(大人標準の日本円で3500円。これは前売り券と午前・午後券や週末券などに細かく分かれているので大体の平均価格である)ことや、ドイツ当局の運営が官僚的という指摘もあったが、よくよく行かない人々に聞いてみた結果「万博のテーマに『環境』を選んだことに根本的な過ちがあった」との見解になった。
この見解と集客失敗の結果をみて、愛知万博は計画を修正せざるを得なくなったのである。

この続きは次回掲載になります。

投稿者 Master : 2005年03月26日 11:55

コメント

4月9日(土曜日)に愛・地球博に行きます。2000年のハノーバー万博は『環境』をテーマにしたので失敗したとのこと、確か愛・地球博も環境をテーマにしているのでは?計画を修正せざるを得なくなった経緯など次回の掲載が楽しみです。

投稿者 北條直敬 : 2005年03月26日 13:30

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