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2010年02月26日

2010年2月 高山での例会の感想

山岡鉄舟研究会 高山での例会の感想
2010年2月19日(金)
「鉄舟大悟す」
山岡鉄舟研究会会長/山岡鉄舟研究家 山本紀久雄氏

高山で当会の例会を執り行いましたので、ご報告いたします。
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当日は約30名あまりの熱心な地元の皆様が駆けつけてくださいました。
今回の高山例会は、東京での直近半年分のエッセンスを凝縮したポイントを、山本会長が発表いたしました。
今回のテーマは、鉄舟が大悟に至る道のりです。
鉄舟の大悟への苦悩の道のりは、「想魂錬磨」という言葉に表現されると、山本会長は語りました。
想魂錬磨とは、虚空蔵の中に一人ひとり異なる美点があって、蔵から出ることを切望しているから、自分の蔵に何があるかという探索をする、それは自分の想い・魂を尋ねることで、引き出したらその想魂を必死に練り磨き続けることです。
剣の立ち会いで浅利又七郎に敗れた鉄舟は、何が勝てぬ原因なのかを悩み抜きました。そしてある日、突然大悟したのです。
その大悟のきっかけは、千葉道場の弟子であった平沼専蔵との何気ない会話からでした。
ひとつのことをひたすらに考え続けること。そうしているとそのヒントが向こうからあらわれてくる。それは、普段聞いていると何でもないことなのだが、考え続け、求めていると体中が敏感なセンサーになり、気づくことができるのです。
大悟など我々にはそう簡単にできるものではありませんが、心に決めたひとつのことをおこない続けることが大切だ、そして、それが大悟に繋がるのだということを、鉄舟が教えてくれているのではないでしょうか。
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高山では今後、年2回の例会を行っていきたいと思います。
次回は、鉄舟の命日である7月19日(祝)、命日法要と研究会を行います。
今回ご参加の皆様、ありがとうございました。
7月の法要研究会もご期待ください。

(事務局 田中達也・記)

投稿者 lefthand : 2010年02月26日 17:56

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