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2006年03月16日

3月例会参加記

鉄舟サロン3月の例会参加記
今回は必殺の剣法を数理的に解析するというアインシュタインもベロひっこめる脳のトレーニングだった!の巻


久々に晴れわたった東京地方。春近しということで私はコートを脱ぎ捨てて鉄舟サロン例会に出かけました。


今回の発表その1は北川氏による「必勝の剣法」を数理的に立証するというものでした。
お話の概略は、柳生新陰流の活人剣(かつにんけん)は、相手が斬り込んでくるとそれをとばしてさらに相手を斬ることのできる「普遍的な必殺技の原理」である、ということを北川氏が柳生新陰流の道統・柳生延春氏より聞くにあたり、それを数理的に証明することを試み、見事計算式が成り立った、というのです。
どうですか。聞いて分かりますか?「簡単なんですよアッハッハ」と北川氏はいとも簡単に解説されましたが、正直半分も飲み込めませんでした。ヒジョーにクヤシー!でした。このリクツを解くキーワードは「ユークリッド空間」「オイラーのe(ウー)」であり、これらのリクツは相対性理論および量子力学の分野なのでした。マイッタ!不戦敗でした。
北川氏は私がすぐに飲み込めないであろうことを百も承知で、詳細なレジュメを持参してくださっていました。絶対理解してやる!と心に決め、今日はこのくらいでカンベンしてあげようと思いました。


そして、山本先生の発表。鉄舟が生きた時代はどんな時代であったのか。これを理解せずして鉄舟を語ることはできない、ということでした。
日本人は、欧米へ劣等感的な感情を抱いている人が多いという事実があります。そして、この意識の源流はペリーの来航時に形成されたもの、もっと言えばペリーの外交政策として日本人に植え付けたものであるとのこと。私は外国嫌いですが、その本質は外国人嫌いなのだと思います。その原因として、劣等感的感情を根底に持っているのだと思います。
今回の山本先生の発表で心に残ったことは次のことでした。
外人に対する劣等感的意識は、感情の問題であるから当然各人の内なる問題であり、日本が欧米に比して劣る事実があって発生したものではないということが大事なのである。実際に欧米を訪問してみれば、モノやサービスなど、日本が劣るところなどない、むしろ優れているところさえ多い。要は自分で自分に勝手にレッテル貼って苦手意識を勝手に創り出しているに過ぎないということなのだ。それに気づき、変化していくことが自分を幸せにすることにつながるのだ。
いつもながら勉強になります、ハイ。

photo_06031501.JPG
懇親会風景。
勉強、懇親と忙しくも楽しい会でした。

投稿者 lefthand : 2006年03月16日 00:26

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