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2005年09月14日

高橋敏名誉教授「鉄舟と次郎長と愚庵」を熱く語った

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暖かい人柄と語る高橋敏氏    ベアト写真の秘密を語る小川福太郎氏
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歴史と現代を結びつけ講演山本紀久雄氏   今回は63名の参加者

国立歴史民俗博物館名誉教授高橋敏氏をお迎えした「第二回山岡鉄舟全国フォーラム2005」は、大好評で終了しました。
■「鉄舟と次郎長と愚庵」と題して講演された高橋敏氏の講演は、寛政重修諸家譜の系図にいわく、「山岡鉄舟は、小野道風の後なり」いう解説に会場もびっくり。鉄舟の能書家というのはこの道風の血筋によるものでしょうか。

また小野家の年収や、小野家の家や鉄舟と泥の家を江戸切絵地図で紹介してくださった。さらに鉄舟の次郎長によせるひらがなの手紙をあげて、余り字が読めない次郎長を考えて書いている。鉄舟の人柄が大変温かであったであろうと講演されました。また歴史家の高橋敏氏から見ても、鉄舟に関する文献が非常に少ないので、研究をするのは大変な苦労があるであろうと語られました。
高橋敏氏が出版した「清水の次郎長と幕末維新-『東海遊侠伝』の世界-」において、東海遊侠伝をアカデミックに出した初めての本であるので、これが基準になっていくものと話された。
この「清水の次郎長と幕末維新-『東海遊侠伝』の世界-」については、ぬりえ美術館の方に本を用意していますので、まだお持ちでない方はご連絡願います。1冊2940円(税込み)
■小川福太郎氏は、ベアトの江戸のパノラマ写真の解説をされているうちに発見されたことを発表されました。
■山本紀久雄氏は、幕末のペリー来訪のころ、なぜ外国の船が日本の沿岸に沢山きていたかの時代背景などから、歴史とは今を学ぶことという観点で講演をされました。

当日は、講演中大変な豪雨だったようですが、会場の熱気のために気が付かずに、講演会を楽しんだ一日でした。

11月には、秋の研究旅行が26日~27日に開催されます。今年は、静岡方面に西郷と鉄舟の会見場所の見学などを予定しています。詳細は、またブログでご案内いたします。

投稿者 Master : 2005年09月14日 22:49

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