« 金子代表のラジオ出演のご案内 | メイン | 鉄舟居士毎歳忌法要 »

2008年07月18日

7月例会の感想

盛夏です。暑いです。
そんな中でも鉄舟研究会は粛々と研究を続けます。
ということで、7月の例会をご報告申し上げます。

reikai_080716_01.jpg

今月の発表は高橋育郎氏の「明治維新と西洋音楽」。
今月から足かけ3回にわたり、西洋音楽の起源についてお話しいただきます。

reikai_080716_02.jpg reikai_080716_03.jpg

西洋音楽の流れは大きく分けて、二つの流れがあったそうです。
ひとつは、黒船来港における「軍楽隊」の演奏、もうひとつは、少し時を下った明治13年、小学校に「唱歌」を導入したことです。
これらの出会いと発展は、9月の発表にて。


次に、山本紀久雄氏の鉄舟研究。

reikai_080716_04.jpg reikai_080716_05.jpg

鉄舟の同志であり、当時最も過激な倒幕の志士であった清河八郎は、全国を逃亡していました。
しかし、逃亡しながらも倒幕のタネをまき続けたのです。
そのタネとは、「廃帝」のウワサです。
廃帝のウワサは、幕府の公武合体政策にリンクした非常にリアリティのあるものでしたが、ともかくも清河は、この麻薬のように強力なウワサをまき散らしつつ全国の勤王の志士たちを京都に結集させたのでした。
京都に結集した志士たちは、島津久光の上京で最高潮に達します。
しかし、これは誤解であり久光は倒幕の意志などなかったため、騒ぎを静めようと使いをやります。これが伏見寺田屋事件に発展するのです。

寺田屋は当時、薩摩藩の定宿であったようです。
ここに志士たちが倒幕を画策しワンサカ集まっていたわけですが、ウワサを振りまいて皆を焚きつけた肝心の首謀者・清河はここにいませんでした。

なぜか?

次回をおたのしみに。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 2008年07月18日 18:38

コメント

コメントしてください




保存しますか?