開催日 2013年10月16日(水)
場所 東京文化会館第一中会議室
時間 18:30~20:00
会費 1500円
発表者 高橋育郎氏・・・日独音楽交流現場カールスルーエ訪問して
山本紀久雄・・・「東海遊侠伝」の分析を通じ鉄舟が次郎長に何故に強い肩入れをした
かを検討
①高橋育郎氏から著書「実録新制中学『我等の木崎』」が産経新聞「芸術と地球」コーナーで推薦図書として紹介されたとの報告がなされました。
2012年7月大歌舞伎は、歌舞伎座が二千十三年春まで、建て直しのため閉場されているため、新橋演舞場において「二代目市川猿翁、四代目市川猿之助、九代目市川中車」の襲名披露公演と、五代目市川團子」の初舞台が四日から二十九日まで開催された。
演目は昼の部がスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」であるが、夜の部は何と鉄舟の登場であった。真山青果作「将軍江戸を去る」で、鉄舟を市川中車、慶喜を市川團十郎、泥舟を市川海老蔵という豪華配役である。
]]>開催日 2013年9月18日(水)
場所 東京文化会館第二中会議室(いつもの会議室と異なります)
時間 18:30~20:00
会費 1500円
発表者 山本紀久雄
テーマ 「東海遊侠伝」・・・その二
①永島豪郎氏 「鉄舟は王羲之の書からいかに学んだか?」
鉄舟の書法は「書法に就て」(鉄舟随感録)で自ら述べているように、
●十一歳時に高山で岩佐一亭から学び
●江戸に戻って王羲之を真似ること凡十余年
●護国寺で弘法大師の書に接し、以後大師の手蹟から学び
●結果として「書か画か判然すべからず」という鉄舟流を確立した
では、この鉄舟流とは、どのような書法から影響を受けているのか。?
このところ明治天皇に関して固い内容でお伝えしてきたので、今回は少し毛色の変わった刺青についてふれてみたい。
大阪市では2012年2月、児童福祉施設の男性職員が、子どもたちに腕の入れ墨を見せて威嚇していたことが発覚した。
最初にパリのアンヴァリッドの長州砲について訂正したい。前号でアンヴァリッドに保管されている長州砲二門、その一門が長らく所在場所不明だったので、筆者がアンヴァリットの学芸員と館内を半日かけて探し、軍関係の管理地におかれていることを確認、この大砲を「十八封度礮(ぽんどほう)嘉永七歳次甲(きのえ)寅(とら)季春 於江戸葛飾別墅鋳之(べつしょにおいてこれをいる)」、弾の重さが十八封度礮(約8.2キログラム)とお伝えした。
しかし、以下のアーネスト・サトウの「一外交官の見た明治維新」(坂田誠一訳)」の記述から、長州砲を研究している大阪学院大学の郡司健教授が、大砲の弾の重さは二十四ポンドではないかという疑問を出された。
]]>開催日 2013年7月17日(水)
場所 東京文化会館第一中会議室
時間 18:30~20:00
会費 1500円
発表者 永島豪郎氏と山本紀久雄
永島氏からは「鉄舟は王羲之の書から如何に学んだか?」について、書を長らく研究されておられるお立場から、今までの鉄舟研究では触れられていない新分野についてご発表いただきます。
また、木下雄次郎氏から永島氏が解説する「北別極延覧寒吟暢幽情」一幅をご持参されますのでご期待願います。
山本紀久雄からは「東海遊侠伝」の発刊された背景と、清水次郎長が世に出た時代環境にについて、現代と対比し発表いたします。
*8月は夏休みで休会です。
鉄舟が明治天皇へどのように影響を与えたのか。
江藤淳氏が、鉄舟は「明治天皇の扶育係であった」と言い、山内昌之東京大学教授が「統治や統帥、知性や教養の全体を覆うバックボーンは、西郷隆盛や、その推輓(すいばん)で侍従となった幕臣、山岡鉄舟の存在に負うところが多い」と述べている。
このように、明治天皇に大きな影響を鉄舟が及ぼしていることは事実と思われるが、それを具体的に検討するためには、明治天皇の何がどう変わったのかについて分析する必要がある。
長州藩士、思想家、教育者、兵学者、地域研究家、明治維新の精神的指導者・理論者として知られている吉田松陰の実像というテーマは重要ですので、5月は前半という位置づけでお願いし、6月に後半をご発表いただくことにいたしました。
]]>慶応三年(一八六七)から明治初年までの明治天皇は、その後の偉大な治世を重ねるために必要な、政策策定と推進の準備期間であったことを、5項目に整理して前号で紹介したが、その補足としていくつか加えたい。
まず、慶応三年十二月九日、王政復古の大号令によって、慶長八年(一六〇三)に家康によって始まった徳川将軍家の系統が終りを告げ、建武中興以来五百余年ぶりに天皇親政が復活したことを、日本駐在の外国使節に対し、翌慶応四年(一八六八)戊辰正月十日(太陽暦一八六八年二月三日)の日付で表明した。
]]> 開催日 2013年5月15日(水)
場所 東京文化会館第一中会議室
時間 18:30~20:00
会費 1500円
発表者 永冨明郎氏
テーマ 吉田松陰
『遥かなり三宅島=吉田松陰「留魂録」外伝』を2012年に出版された永冨 氏は、その他にも多 く 著されている作家です。
今までと異なった角度から吉田松陰を分析し解きほぐしご発表いただきます。